赤井らいてう日記

東京インディーギターテックLUCKYSOUND
トリプルファイヤーというバンドでベースも弾く
ジャグマスターの改造

スクワイアのジャグマスターをいろいろとカスタマイズしてほしい、という依頼でした。

とりあえずこちらが最初の状態です。

まずはネックから。
ポジションマークの交換と、指板のへこみの修正です。

新しいポジションマーク。


接着剤とローズウッドの粉を混ぜます。


ポジションマーク接着とへこみ修正を同時にやります。へこんだ部分にも上の混ぜたやつを塗ります。


平らに削って、


オイルで拭いて、完成!


次はピックガードの製作です。
元のピックガードは、上の部分がストラト風?にカットされていました。
ジャガーやジャズマスターのピックガードと並べながら、形を決めます。


方眼紙に書きおこしたところ。外側はこんな感じ。


さて、ボディの方も同時に作業します。ピックアップの位置が決まらないと、ピックガードも作れませんのでね。ピックアップはP90タイプですが、ハムのザグリに収まらない。



ちょちょっと穴を拡げて、ピックアップが収まりました。


で、ピックガードの型の作成に戻ります。


型を切ってはめてみる。


切り出すときの写真を忘れたけど、完成。赤ベッコウはいいですねえ。


あと少し!次はコントロール類を取り付けて、配線作業。


弦を張って、完成!かっこいいですねえ。


こういう手の込んだ作業は、達成感がハンパないですね。

| 修理 | 01:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
求人
自分はギターリペアに集中したいと思い、ギター部門とエフェクター部門を分け、エフェクター部門の人材を募集します

将来は保障できません が、需要は少なからずあると考えています


業務内容 ギターエフェクターの修理、製作、改造
条件  年齢不問
    性別不問 
    職業不問 学生可 
    関東在住(東京、神奈川、埼玉、千葉が望ましい)      
    エフェクターの製作や修理の経験、知識に自信がある方      
    エフェクターの電子回路について基礎的な知識がある方     
    将来エフェクターのなんらかを仕事にしたいと考えている方     

委細面談

PCのかたは、右下のほうのメールフォームから連絡ください
もしくはluckysoundmail★gmail.com宛てにメールをするか、twitterからの連絡も対応いたします
| 修理 | 04:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
ネック折れ修理
 GIBSONのベースのネック折れの修理をしました。
ネック折れの修理は毎回、応用力が問われる気がします。アドリブの連続です。一番効率のいいクランプのやり方はどうだろうか?とか、頭を悩ませます。経験して上達していくしかないんでしょうね。

どんなベースかというと、GIBSON LES PAUL TRIUMPHというもの。なかなか珍しいベースです。
このベースにしろ、古いGIBSONベースに関しては、このサイトにいろいろと載っています。こちら

ということで、こちらplay new momentsのsumingさんのベース。大学のサークルの先輩です。


最初にボンドを流し込む前にクランプのリハーサルをします。これがすごく大事です。
流し込んでから、「うまくくっ付いてない!」って気付いても、もう遅いのです。


横方向と、上下方向にクランプが必要なヒビだったので、こんな感じかなあとあれこれ試します。

で、本番。一本増えましたね。ボンドがヒビの奥まで行きわたるようにするのが大変なんです。写真からは伝わりませんが。


固定したまま一日放置します。



はみ出たボンドを剥がして、軽くペーパーをかけて、塗装を磨きます。(修理によっては、このあとヒビを隠すための塗装の工程がある場合もあります)




他のメンテナンスもして、ペグを取り付け、弦を張ります。ここが一番緊張します。接着が不十分なら、またボキッといきます。
張って、チューニング。ペグを回すのもドキドキです。
無事完了!カッコいいヘッド!
| 修理 | 00:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジャズマスターのブリッジ
 ジャズマスターのブリッジとの戦いは永久に続くのかもしれません。
各々の好み、プレイスタイルに合ったものを見極めるのもまた楽しみなんじゃないでしょうか。
さして関係ないけど、サーストンさんの動画でも貼ってみる。


これはちょっと前なんですが、ローラータイプのブリッジを取り付け。穴は埋めずに広げるだけでスタッドは入りました。

弦のピッチは狭くなってしまうのですが、むしろ後から改造して載せたこのハムバッカーには合っているようです。


こちらはチューンOマチックを載せてくれ、との依頼でした。
まずは穴を埋める。


チューンOマチックといってもいろいろあるんですが、オーナーさんからは特に指定はなかったので、いろいろと考えてABR-1タイプのものに。ALL PARTS製で、サドルはブラスが使われている。


ブラスといえば、レトロトーンのカスタムブラスサドルも気になるところ。誰か付けていないかなあ、まだ見たことがないのでどんな具合か見てみたいのです。

ネジみたいな棒みたいなやつを、穴を埋めたところに入れて、こうなります。


んでピックガード付ける。


んで、弦の間隔をうまい具合にそろえて、ナット用のヤスリで溝を切っていきます。
ピックアップのポールピースの位置や、指板のRなどを気にしつつ。

ブラスはけっこう柔らかいので、意外と楽に削れます。

ついでに配線もいじりました。オマカセで、とのことなので、いろいろ試してコーネルダブラーになりました。


最近ライブしてても見てても、やっぱりジャズマスユーザーはほんとに多いと思います。愛されるデザインなんだなあと思います。
| 修理 | 12:19 | comments(1) | trackbacks(0) |
ヘッド割れ修理
 フェンダーのメイプルネックのヘッドにヒビが入ってしまったとのこと。

同じような修理は一度ケイさんのギターでやったことがあるので、これを参考にしてやろうと思います。こちら

何に注目してもらいたいかというと!工具がまともなものになってきたよ、ということです。
修理前のヘッドの写真を撮り忘れたので、さっそく型作りから。

まともなノコギリ使ってますよ。

アバウトに切ったらこんな感じ。ここからヤスリで形を整える。


大事なのはヒビに対して平行なラインで両側からクランプすることではないかと考える。
形を整えたら型にコルクを貼ってヘッドをはさむ。接着剤を流し込んで、ギューっとしぼる。

ほら、ちゃんとしたクランプ使ってますよ!(これけっこう高かった)

一日放置して、乾いたらこんな感じ。はみ出た接着剤はパリパリと剥がれます。
跡は残ってしまうけど、ヒビがこれ以上進行しないようになります。


ついでに、これは左用のネックを逆にして右のギターで使っているので、サイドポジションマークも付けてくれとの追加依頼。

ボール盤で2mmの穴をあけます。


埋めます。これはアロンアルファで。


キレイにカットして、紙やすり→コンパウンドで磨く。

うまくいきました。
| 修理 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
年末年始のテレキャスまつり
やたらテレキャスの修理が殺到したのでまとめてみました。

 
ご近所バンドマン、ストレンジマシンのジョー君のギター。ジャックプレートをレスポールタイプに交換しました。


ご近所バンドマン、モデくんのギター。全体的なメンテナンスと、フレットすりあわせをしました。


これはSUNNのアベさんのシンライン。
フレット交換→指板塗装の実験台になりました。
コンプレッサーやスプレーガンなどを揃え、こんな感じで屋上で塗装しました。


塗装終わってすり合わせ前の写真。


こちらはminimals谷口さんのシンライン。


ナット交換をしました。


これは急患でやってきた、おなじみ笹口さんのテレキャス。



こんなんなってるPOTを交換しました。

最後はTESUSABIハナフサさんのテレキャス。
フロントピックアップをハムバッカーに交換する改造です。


こんな感じで型を作ってザグります。


こうなります。


ちゃんとポールピースの上に弦が通るように正確な位置とりを心がけました。


完成です。
| 修理 | 22:43 | comments(1) | trackbacks(0) |
山口さんちのテレキャス
 灰緑の山口さんからギター修理の依頼がありました。

知ってますか、灰緑って最高のバンド、知ってますか。


で、このテレキャス。


USAで積み木みたいな塗装なので、おそらくhighway1シリーズだと思います。
ライブ見に行けば一発でわかるんですが、とにかく山口さんは汗っかきなので錆がものすごい。ピックガードネジも全部交換することになりました。
ブリッジもガビガビです。


コレもいつものように愛情こめてお掃除。

まあまあマシになったかなと。

で、フロントの音がとても小さいとのことでチェックしてみたら、音は出るけどテスターで計ると直流抵抗が出ず。コイルが中のほうで断線しているようです。なので交換することになりました。
VOLのPOTもおそらく汗で回転が悪くなっていたので、こちらも交換。

ピックアップはなんでもいいとのことだったので、セイモアダンカンのSTR-1にしました。

ネックもいろいろと難あり。フレットのへこみが結構甚大なのと、ナットも減っていて開放弦がペタペタいってるので、フレットすり合わせとナット交換。


で、音を出してみると、交換したフロントピックアップカバーを触るたびにジーというノイズがあったので開けてみた。
テレキャスのフロントピックアップは黒い線と金属のピックアップカバーがもとから半田付けされてます。通常では、こちらをアースに落とすわけですが、フロントピックアップを交換する際にピックアップの位相を調べたらもともと付いてたリアと逆だったので、黒線の方をHOTにして繋げたんです。なので、ピックアップカバーがHOTになってしまったということ。
ピックアップカバーをアースに落とすために黒線とくっついていたのを切り、一本線を追加しました。
説明は伝わっているのか不安ですが、こうなりました。

テレキャスのピックアップを交換するときは気をつける点が多いですね。

最後に、ジャックプレートもレスポールタイプに交換。ぶれました、すいません。


灰緑は11月に2本、とてもおもしろそうなライブやるみたいです。
しかも高野っちのゲスマスターもついでに見れるから、LUCKYSOUNDのいじったギターが見たい人はオススメですね!
詳しくはハイミドリ呆送局 へ。
| 修理 | 01:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
レスポールスペシャル、OTスペシャル改造
GRINCH青山くんの20年位前のレスポールスペシャルを奥田民生のあのかっこいいギターみたいに改造&リフィニッシュしました。
奥田民生のギターってこれね。


主な内容としては
・塗装剥がし → 再塗装
・ペグ交換
・ビグスビー取り付け

ですが、今回は塗装が80%くらい占めているといっても過言ではないでしょう。基本的にはtokiwa-kaiを参考にしています。

昔一度修理したことがあったのだけれど、久々にやってきたこいつが青山のレスポールSP。


裏がこんな感じでアイタタタなんですが、これは前の持ち主が施したものらしい。

まあ全部はがしちゃうので問題なし!

まずパーツを全部はずします。


いろいろ調べて、塗装を剥がすにはアイロンでゆるゆるにしたのをスクレイパーでこそげ取るというやり方でやってみる。



アイロンをあてる時間が、なかなかコツが必要で、同じところに当て続けるとカリカリになって焦げたみたいになってしまう。そうならないようにアイロンを動かしながらまんべんなく塗装面を温めるイメージ。

基本的にレスポールスペシャルは平らなので楽ですが、ボディ側面が大変なんですね。


剥がし終わったら、かるく紙やすりをかけて、との粉ぬりぬり。


そのあとプライマーやらサンディングシーラーを経て、着色。アイボリー色です。
東急ハンズの缶スプレーを大量に使ってます。


これを何回も。晴れたときを狙って屋上で。
 
アイボリーの着色が終わったら、一度やすりでならして、クリアーのトップコートを吹く。

失敗画像。ヘッドの黒いツキ板部分もアイボリーで塗ってしまったので一度剥がしてやり直した。


そんなこんなでトップを吹いてから10日ほど乾燥期間。本当はもっと長い時間とったほうがいいらしいんだけど。
待っている間に、ビグスビーとペグが届きました。これはまた後ほど。


研磨の作業。そんなにツルッツルにしなくていいかなあと思ったので、まあそれなりに。


ネックはつるつるに。研磨の後はオイルで拭く。


こんなもんかな!


ペグは、もともとGROVERのイチョウ型が付いていました。本家OTスペシャルはシャフトが細くて白ポッチの3連タイプなんですが、見た目が近いタイプを選びました。ネジ穴の位置も同じなのですんなり装着。


んで、ビグスビーも取り付けて弦を張ります。

ビグスビーは本当に弦を張るのがめんどくさいのと、チューニングの安定の面も考えて、ペグはマグナムロックにしました。弦を引っ張り続けながら巻くことができるので、弦の張替えも楽です。


あと最後に弦アースの問題。もともとはストップテイルピースからコントロール部に弦アースがつながっているのですが、ビグスビーのブリッジを取り付けたことによって、これが効かなくなります。
なので、テイルピースのスタッドの埋まっている部分から単線ワイヤーの剥いたやつをスプリング状にしたものを伸ばし、ビグスビーと接触させて弦アースをとるという方法にしてみました。


ということで、完成!


青山くんに渡しました!
| 修理 | 22:00 | comments(6) | trackbacks(0) |
ストラトのネック交換(ネジから始まるミステリー)
70年代のFENDER USAのストラトのネック交換、という依頼でした。ポーンとはずして、新しいのつけて調整してはい終了、と思ったら、大難航していろんなことを知ったので記録しておきます。


見るからにアッシュボディ、木目がきれいなナチュラル塗装です。黒ピックガードに黒ツマミは時代を感じさせる組み合わせ。



金縁黒文字モダンロゴ+ブレットナットのラージヘッド。ロゴの細かい文字で年代が分かれるらしいですが詳しくはわからないです。
ヘッドはパッと見でストラトの年代判別をするときにまず見るポイントです。
ラージヘッドはCBS期からなので65年からというのは基本の基本ですが、他にもちょっと調べたところ

モダンロゴ → 68年から
ブレットナット →71年から
シリアルがヘッドに移動 →76年から

とのこと。なのでこのネックは76年以降ということがわかりますね。
ストラトの年代を覚えるためには、わざわざホンモノを眺める必要はありません。フェンジャパを見ればいいのです。
こちら
68年モデルと72年モデルを見るとわかりやすいですね。

で、70年代fenderといえばネックポケットの雑さが特徴でございます。74年のジャズベ持ってるのでよくわかります。
記録用に写真を残しておきました。




こっちが74年ジャズベ



わかりにくいかも。

ブレットナットなので、3点止めマイクロティルトのネックジョイントです。これが、もう憎たらしいほどめんどくさかった!


中を見てみると、トーンのコンデンサはダイレクトロンのセラミック、0.05μFです。これは探せばまだ手に入ります。


写真過多なので折ります。続きもよろしく。
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| 修理 | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
この世には3種類のギタリストがいる
ギターを投げないギタリスト(まとも)と、投げて壊して反省して投げなくなるギタリスト(大半が貧乏人)と、ずっと投げつづけるギタリスト(バカ)である。 

今回はNO LEAF CLOVERのケイさん(@homing_echo)のフジゲンストラトを預かりました。


ライブで投げて、ヘッドの裏にひびが入ってしまったとのこと。本人からの写メが届きました。
iphoneのカメラすげーきれい。カナワネー


ペグの穴同士も、ひびで繋がってしまっています。(※こちらはおのれの2007年製のauの携帯電話で撮影した写真)


どうしたものかなーと思いましたが、高田馬場の有名なリペアショップtonesさんの修理画像
を見て、これを見よう見まねでやってみることにしました。
まあ、要するに、ヘッドの形に合わせた木型でクランプして接着するという感じです。

思い立ったら即行動、ダイソーで適当な木を買ってきて、ダイソーのこぎりでヘッドの形に、上下二つに分けて切り出します。

糸のことかあればもっと楽だったんでしょうがそんなんないので、大まかに切ってヤスリで形を整えます。


こんな感じになりました。

そのままクランプすると跡が残ってしまうのではないかと考え、クッションになっている両面テープを側面に貼りました。


んで接着剤流し込んで、はさむ!縛る!


乾いたら、はみ出た接着剤を取り除いて、表面がささくれないといいなあくらいの軽い気持ちで塗装しました。


で、ペグを元通りつけて終了。


基本的なメンテやお掃除も並行してやっていたので、弦を張っておわり。
もう投げちゃダメですよ。
| 修理 | 22:12 | comments(0) | trackbacks(0) |

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